この展覧会は第5回都美セレクション グループ展公募にて選出された展覧会です。
日本画は表現の源流を辿れば、工芸的な要素が強く、「描く」という部分では陶芸も日本画も制作の工程や道具に多くの共通する部分を持っています。
伝統を守りながらも、時代に応じた新しい表現を探って第一線で活躍されている、十四代 今泉今右衛門氏、十五代 酒井田柿右衛門氏をお迎えして、矩形の画面についての関わり方や「描く」という事の根幹である「ドウキ」の部分について、展示作品を手掛かりに会場内を移動しながら出品作家と共に語って頂く予定です。
出演 神彌佐子、海老洋、和田雄一(予定)
ゲスト 十五代 酒井田柿右衛門(陶芸家)
日時 2016年11月27日(日)14:00〜
場所 東京都美術館 ギャラリーB
※このイベントは終了しました。
1991年多摩美術大学絵画学科(日本画専攻)中退後、十四代酒井田柿右衛門に師事。
2014年に十五代酒井田柿右衛門を襲名。
「柿右衛門様式磁器」でよく知られています。
現在、重要無形文化財保持団体(柿右衛門製陶技術保存会)会長、九州産業大学大学院芸術研究科客員教授。
出演 重政啓治、長沢明、和田雄一(予定)
ゲスト 十四代 今泉今右衛門
日時 2016年12月4日(日)14:00〜
場所 東京都美術館 ギャラリーB
※このイベントは終了しました。
武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科(金工専攻)卒業後、
「赤絵」
現在、色鍋島今右衛門技術保存会会長(財)
矩形の画面に描くという表現は世界中で行われていますが、それぞれの地域やその文化ごとに異なる成り立ちを持っています。人類発祥の地から、ヒトがどのようにして世界中へ散らばって行ったのか、その痕跡を自分の身体だけを頼りに辿る探検の旅をしてこられた探検家で医者でもある関野吉晴氏に、矩形の画面に描くという表現の形式が生まれる為の土壌となったヒトの文化の多様性について語って頂きます。
出演 関野吉晴(探検家)
日時 2016年12月3日(土)14:00〜15:00
場所 東京都美術館 講堂
※このイベントは終了しました。
病院勤務を経験された外科医で、アフリカで誕生した人類がユーラシア大陸を通ってアメリカ大陸へ拡散して行った行程を、自らの腕力と脚力だけを頼りに遡行体験された探検家でもある関野吉晴氏は、現在、武蔵野美術大学で教授として文化人類学の教鞭を執っておられます。探検の旅「グレートジャーニー」等で有名ですが、著書も多数あります。
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